STORY

創業からこれまでの物語

EPISODE 1

EPISODE 1
伸栄商事のはじまり

伸栄商事創業者である三谷隆一は、勤めていた銀行を辞め、大阪の地で商売を始めました。様々な商品を仕入れて売り歩きますが、最初は商売が安定せず、試行錯誤を繰り返す日が続きました。当時は高度経済成長期だったため、良い商品を発掘する事が商売の要でした。試行錯誤を繰り返す中で、婦人会や自治体の集まりにカタログで販売するという魅力的な販路を見つけ出します。そこでアイデア雑貨を販売することで、商売が軌道に乗り始めます。目玉商品の発掘、魅力的なカタログ作りの原点はここから生まれました。
1982年、共同経営による伸栄商事株式会社を大阪府池田市で設立。ここから企業としての歴史が始まります。さらに1987年、生活協同組合の販路を新たに開拓し、スタートから順調に売上を伸ばしました。

EPISODE 2

EPISODE 2
順調な立ち上がりから、
最初の危機を乗り越えて

そのうち世の中が豊かになると、人々は心を満たしてくれる商品を求めるようになりました。この波に乗るべく、化粧品の開発に着手。初のPB化粧品「スクアジュエル」を発売。積極的な展開によって売上を伸ばし続けました。
しかし、スーパーマーケットなどの新たな流通形態が生まれ、婦人会の販路は衰退。在庫過多による資金繰りの悪化。さらに仕入先の問題が相次ぐことになります。会社を大阪府箕面市に移転し、一旦、事業を縮小。それに屈することなく次の一手を探し続け、歯磨き粉「デンターアパトー」が全国の生活協同組合で爆発的に売れて業績が回復。
最初の危機を乗り越えて、その後、成長路線を突き進むことになります。

EPISODE 3

EPISODE 3
「組織力」という新たな強み

1995年、大手化粧品OEMメーカーとの取引を開始し、「雑貨の仕入販売」から「自社で企画開発した化粧品の販売(化粧品企画開発商社)」へと進化することになります。
1999年、PB化粧品「エルベナソープ」を発売。スキンケア商品・メイクアップ商品を中心に幅広いラインナップの化粧品ブランドとして成長しています。
その当時は、まだ個人の能力に依存した営業体制だったため、組織力を向上させることが課題でした。そこで大きな力となったのは、誠実でバイタリティに溢れ、新しい発想を持つ若手社員でした。同じ目標に向かって各部署が連携することにより、伸栄商事の強みだった「個の力(足し算)」は、新たな強み「組織力(掛け算)」に変わっていきました。

EPISODE 4

EPISODE 4
託された次の世代

売上が順調に伸長する中で事業承継も視野に、隆一の次女である千里が2011年4月に入社。これから10年かけて承継していこうとしてきた矢先の2011年12月に突然の訃報。創業者隆一が急逝してしまうのです。突然の出来事で、社員一同大きな悲しみと衝撃に見舞われました。
悲しみの中、専務に就任した千里を中心に、創業者隆一の想いや築き上げてきた会社の歴史を紐解き、翌年2012年に30周年記念誌を制作。これまで何を大切にしてきたのか、そして伸栄商事はこれからどこへ向かうべきか。記念誌は社員がこの逆境を乗り越えていくための道しるべとなったのです。

EPISODE 5

EPISODE 5
つながりを大切にするために

2013年10月、千里が代表取締役に就任し、第2の創業がスタートしました。
創業者隆一の想いを紡いでいくために、企業理念、行動指針、ビジョンを策定。最も大切にしている企業理念「すこやかなる美の創造」には、人々が健康で美しく歳を重ねて欲しいという願いが込められています。
さらに、社内コミュニケーション活性化を強化するため、様々な取り組みを行います。
社員全員が同じ目標を持って業務に取り組むために、新たに中期経営計画を策定し、共有の場として経営方針発表会を開催。
さらに「つながり、結びつく」をコンセプトに、コーポレートカラー、ブランドセントを策定。オフィスを全面リニューアルし、働きやすい環境を整備。また、人生をより豊かに、より美しく、より健康に輝くために「Chisato CLASSE」というユニークな取り組みを開始しました。毎年、各業界の第一線で活躍する講師を招き、一流に触れる機会を設けることで、社員自らが「すこやかなる美」を体現しています。
これらの取り組みにより、社員同士のつながりやエンゲージメントを高めることになりました。

EPISODE 6

EPISODE 6
様々な販路の開拓、
SDGsへの取り組み

化粧品の企画開発力や品質の高さが評価され、美容業界のプロフェッショナルとの様々なコラボレーション企画が始まります。これにより新しい販路を開拓することができ、さらに多くのお客様に「すこやかなる美」をお届けすることができるようになりました。
2019年以降、環境配慮型商品の企画開発、ペーパーレス化、プラスチックの削減、働きやすい職場環境の整備、新卒採用などの取り組みを推進。
さらに、健康意識向上のための講演会の開催や、コンディショニングコーチによる社内レッスンを実施。健康診断やメンタルカウンセリングも含めた「健康経営」の取り組みを推進していきます。社会や環境の課題を解決するために積極的に取り組んでいます。

EPISODE 7

EPISODE 7
想いはいつまでも続いていく

様々な取り組みを推進し順風満帆に思えましたが、そこで襲いかかってきたのがCOVID-19の流行です。外出もできない日々。マスク着用でメイクをする人が激減し、メイクアップ商品の売上が減少。一方でおうち需要が高まり、ヘアケア・スキンケア商品、健康食品や消耗品雑貨の売上が好調に伸びていきました。
未来を予測することが難しい状況でも、創業者の想いを受け継ぎ、「すこやかなる美の創造」という企業理念に沿った事業を展開することで、伸栄商事は社会の変化や商品ニーズの変化にも柔軟に対応することができる企業へと成長しました。

2022年、伸栄商事はおかげさまで
設立40年を迎えました。
これまで支えてくださったすべての
皆様に感謝申し上げます。
40年間築き上げてきた歴史と想いを紡ぎ、
これからも商品を作り続けていきます。
すべてのお客様を幸せに、笑顔にするために。
伸栄商事は、
いつまでも輝きたいと願うすべての人へ
愛される商品をお届けしていきます。