INFORMATION 2024.12.24 「すこやかなる美と共に築く未来への架け橋」
さくらロード2030プロジェクト
(震災復興支援活動/植樹ボランティア2024)

社会貢献活動に関するお知らせ | 伸栄商事グループ

■桜ライン311とは
伸栄商事グループは、2023年から「桜ライン311」を応援しています。
桜ライン311とは、岩手県陸前高田市で活動している認定特定非営利活動法人で、東日本大震災の津波の最高到達点までのラインに沿って、170kmに渡り10m間隔で桜を植樹し、最終的には17,000本の桜並木をつくることで、東日本大震災の記憶を後世に伝え残す活動を行っています。また、津波発生時の避難の目印を作りたいという想いも込められています。
認定特定非営利活動法人「桜ライン311」についてはコチラから

桜ライン311ホームページTOP

【伸栄商事グループの震災復興支援活動_2024年実績】
・寄付金:桜の苗木40本の購入
・植樹ボランティア:2024年12月5日 (植樹場所:岩手県陸前高田市)

■桜の苗木の寄付と、その苗木を植樹するボランティア活動
2023年度より、社員から集まった寄付金で植樹用の桜の苗木を購入する「桜の苗木寄付」、さらに岩手県陸前高田市で、桜の苗木の植樹ボランティア活動を行っています。2024年度は、社内で初めてボランティア活動募集を行い、様々な部署から合計8名の応募があり、今月上旬に活動していまいりました。
2023年度の植樹の様子についてはコチラから

■参加メンバーが植樹ボランティアに応募したきっかけとは
●被災経験者
ライフラインを失って過ごす時間は辛く恐怖だった。この経験から被災地に対し支援活動をしたいと思っていた。
●防災意識の高まり
大規模災害はどこか「他人事」と思っていたが、近年の地震多発をきっかけに防災意識が高まり、被災者の声を直接聞きたくなった。
●被災地の復興状況
被災地の現状や復興の様子を実際に見て、南海トラフなどの将来的な大規模災害に備えたい。ボランティアを通じ理解と知識を深めたいと思った。

等ボランティアに参加を決めた理由は皆様々な想いからでした。

■植樹会(2024秋)【桜の苗木の植樹風景】 
スコップ、つるはしを使って土を耕し、肥料を入れ苗木を植えました。土は思っていた以上にとても固く、大変な作業となりました…
しかし、寄付した苗木を自分達で植えたと思うと愛着も湧き、この桜が将来大きくなり、避難の目印になることで、現地の方々のお役に立てると考えると感慨深いです。

■震災復興支援活動
【気仙中学校見学】
校舎内は想像以上に物が散乱し、三階にまで一般家庭から流れてきた冷蔵庫や衣服が散乱していたり、扉が歪んでいたりと、津波の破壊力を目の当たりにしました。

【東日本大震災津波伝承館・奇跡の一本松】
津波伝承館では、ガイドの方に震災当日の様子や、実体験等たくさん貴重なお話を聞かせていただき、また震災当時の展示物を実際に見ることができました。
当日はあいにくの雨でしたが、「奇跡の一本松」の隣にキレイな虹を観ることができました。

■活動を終えての参加メンバーの意識の変化
●防災意識の向上・備えの重要性
災害は他人事ではないと実感し、防災意識が大幅に高まりました。災害に備えて知識を学び、必要な準備をすることの大切さを痛感しました。
●災害の恐ろしさと日常への感謝
平穏な日常がいかに貴重か、改めて認識するようになりました。災害の恐ろしさを実感すると同時に、平和な日常に感謝の気持ちが深まりました。
●被災地の現状への理解
メディアでは伝えきれない被災地の現状を目の当たりにし、想像力を超える現実を知りました。
●行動への変化
家具の固定や避難場所の確認など、具体的な防災行動に移すきっかけとなりました。家族と災害について話し合い、備えの大切さを共有しました。

各々が改めて災害の恐ろしさを実感して防災意識が高まり、備えることの重要性を感じ、また日常への感謝の気持ちが溢れてきました。関西への帰路での会話は、この2日間で感じた事、この貴重な経験をどう伝え、どう活かしていくか等、参加者全員が自然に自分の想いを話していました。

■私たちがお伝えしたい事
「生きてさえいればなんとでもなる」
実際に被災された方からの言葉で、強く印象に残っているものです。
津波は何回も押し寄せるという事を知らず、家に通帳やお金を取りに帰ったり、職場に資料を取りに行ったり、家族を探しに家に戻ったことで何回目かの津波に飲み込まれ、帰らぬ人となった方がたくさんいるという話をお聞きしました。
地震や津波などの災害について、「他人事ではなく、まずは自分ごととして考えることが大事」と、桜ライン311代表の岡本さんから教えていただきました。

自分や周りの大切な人が災害に巻き込まれたら…と考えると、誰しも心が苦しくなるのではないでしょうか。後から「準備しておけばよかった」「助けられた命があったのに…」と、後悔しながら生きていく辛さは計り知れません。
今回、私たちは実際に現地に行き体感する事で、災害の恐ろしさを肌で感じるなど、現地に行くことで初めて理解できることが多かったです。このようなボランティア活動に参加することで、自分自身の意識の変化に繋がると思います。
また、身近な大切な人を守る知識をつけることができます。災害に対して正しい知識や事前準備をしっかり行う事で、助かる命は確実に増えます。
私たちの住む日本は、自然災害が世界的にも非常に多い国です。過去の災害から学ぶことでその教訓を活かし、いつ起こるか分からない災害に、一人一人が備える大切さを、このような機会を通じて一人でも多くの方に知って欲しいと思っています。
(植樹ボランティア2024参加者一同)

伸栄商事グループは、持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けた取り組みに積極的に取り組んでいます。
今回のプロジェクトは、「持続可能な都市とコミュニティをつくる」(目標11)に該当し、地域の再生と環境保護に貢献するものです。今後も取り組みを継続することで地域社会に貢献し、サスティナブルな社会の実現を目指してまいります。