
社会貢献活動に関するお知らせ | 伸栄商事グループ
■桜ライン311とは
伸栄商事グループは、2023年から「桜ライン311」の活動を応援しています。
桜ライン311とは、岩手県陸前高田市で活動している認定特定非営利活動法人で、東日本大震災の津波の最高到達点までのラインに沿って、170kmに渡り10m間隔で桜を植樹し、最終的には17,000本の桜並木をつくることで、東日本大震災の記憶を後世に伝え残す活動を行っています。また、津波発生時の避難の目印を作りたいという想いも込められています。
認定特定非営利活動法人「桜ライン311」についてはコチラから

【伸栄商事グループの震災復興支援活動_2025年実績】
・寄付金:桜の苗木 18本 の購入(累計寄付本数:73本)
・植樹ボランティア:2025年11月27日 (植樹場所:岩手県陸前高田市)
■桜の苗木の寄付と、その苗木を植樹するボランティア活動
2023年度より、社員から集まった寄付金で植樹用の桜の苗木を購入する「桜の苗木の寄付」、岩手県陸前高田市で、「桜の苗木の植樹ボランティア活動」を行っています。第3回となる2025年度は、グループ4社から11名が参加し、2本の植樹を行いました。
2024年度の植樹の様子についてはコチラから

■参加メンバーが植樹ボランティアに応募したきっかけとは
●東日本大震災当時、福島県大熊町で被災し、かつて暮らしていた場所に自由に 戻れない現実は、今も心の中に深く刻まれたままです。だからこそ、今回の陸前高田市での活動は、単なるボランティアではなく、自分自身の過去と向き合う時間でもありました。(H.Sさん)
●生まれてから大きな災害を経験したことがなく、ニュースなどを通してしか災害や津波について知ることができませんでしたが、自分の目で見て現地の人々の話を聞くことで、津波についてしっかり考えられるのではないかと思い参加を決めました。(Y.Fさん)
参加理由はそれぞれの経験や想いから生まれ、きっかけは違っていても、同じ目標を胸に活動に臨みました。
■植樹会(2025秋)【桜の苗木の植樹風景】
約3mの河津桜の苗木2本を植樹しました。苗木を運び、穴を掘り、土が柔らかい場所もあれば、石が多く掘削が困難な場所もありました…しかし社員同士で声をかけ合いながら、立派な苗を植樹することができました!
植樹の最後には目印としてピンクリボンを設置し、翌年以降の管理まで見据えられていました。
植樹をさせていただいた敷地にお住まいの方から、「津波てんでんこ」と言葉が紹介されました。この言葉は、津波が来たら周りを気にせず、てんでんばらばらに逃げなさいと古くから伝わる避難の教えです。
植樹作業を通して、この場所に桜が根付き、未来の命を守る目印として受け継がれていくことを強く感じました。また、自分の命を守るには、迷わず即座に避難することを胸に刻んでいきます。

■震災復興支援活動
【津波復興記念公園】
津波伝承館では、津波発生時の映像や、被害を受け当時のまま保管された展示物を見ることができました。被災した消防車両などの展示物を見ると、被害の大きさに言葉がでませんでした。
ここはガイドの方から「津波てんでんこ」、自分の命は自分で守る。という教えを学ばせていただきました。未来の命を守るために自然災害に強い社会を作るための防災力の向上、被害の低減のための学び合いなど、大きな学び、防災への意識の変化を得ました。
湾に面した高田松原の約7万本の松のなかで、津波の直撃を受けながらも唯一耐え残り、復興のシンボルとなった「奇跡の一本松」を見ることができました。
公園内の海に向かって開けた空間「追悼の広場」の献花台にて、全員でそれぞれの想いを込めて黙祷しました。
自然災害はいつ起こるかわからないからこそ、その恐ろしさを認識し、日頃から備えることの重要性を強く感じさせられました。

【気仙中学校】
本校舎は、防災教育の重要性を伝える震災遺構として当時のまま保存されています。校舎内には、瓦礫や津波によって流入してきたものが残されており、被害の大きさを目の当たりにしました。
1階は窓枠がすべて流失し、2階は一部残像、3階は比較的残るなど、階層ごとに被害差が見られます。
また、2階の職員室には地震発生時刻で止まったままの時計、教室には地震当日に書かれた黒板がそのまま残されています。
教職員の迅速な判断と日頃の避難訓練により、生徒86名全員が無事避難できたことから、防災訓練や災害時のシュミレーションなどの『日頃の備え』が命を守る上で極めて重要であることを強く感じました。

【桜ライン311事務所】
認定NPO法人「桜ライン311」事務所にて、代表の岡本様より植樹活動を始めた経緯、命を守るための津波到達地点への植樹活動についてのお話を伺いし、浄土寺にて、2011年に植樹された最初の1本目の桜を拝見しました。
それから14年。未来の命を守るため、という想いが伝えられ、多くの人に防災意識が広がり、2400本以上の桜の植樹へと繋がっているそうです。

■活動を終えての参加メンバーの意識の変化
植樹の活動を通し参加メンバーは多くのことを現地の方から聞き、知り学びました。社内アンケートの結果では、参加メンバー全員 知る・伝える・備える といった言葉が書かれていました。
●災害を知る・学ぶ
・今普通に生活しているのは当たり前ではないことを痛感しました。
・「自分にもできる支援がまだある」と気付かせてくれました。
・明日は我が身、と自分事として考えることができました。
・いつか必ずくるものである、と再認識しました。
●風化させない・伝える
・教訓を風化させないよう、後世まで伝えていかなければいけない。
今回の経験を通して感じたことや学んだことを、積極的に伝えていきたいと参加者メンバー全員が考えています。経験を語り継ぐことで、たとえ一人でも多くの命を守る行動につながるのであれば、それこそが今の私たちにできる大切な役割だと感じました。
■活動を終えて 未来への責任
植樹ボランティアの10日後、2025年12月8日には、青森県東方沖でマグニチュード7.5の地震が発生しました。
自然災害はいつ起こるかわからないからこそ、その恐ろしさを再認識し、日頃から備えることの重要性をリアルに強く感じさせられました。
私たちは、今回のボランティアを通して、東日本大震災の津波被害について現地の方から多くのことを知り、学び、受け取りました。多くの命が失われ、多くの人の日常が奪われた震災の記憶、そこから得た教訓、未来の命や自分の命を守るためには、日頃の備えこそが何よりも大切であるという教え。
2日間の植樹ボランティア活動で、私たちの中の防災への意識は大きく変化しました。
桜ライン311の活動は、そんな震災の記憶を伝え残す伝承活動です。決してなくなることのない自然災害。未来の命を守るために、同じ悲しみを繰り返さないための植樹活動。そして現地で何度となく聞いた、古くから伝えられてきた「津波てんでんこ」という言葉。私たちはここから、同じ職場で働く仲間や大切な家族や友人に、日常の備えや防災減災の重要性を伝えていきたいと思います。
(植樹ボランティア2025年参加者一同)

伸栄商事グループは、持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けた取り組みに積極的に取り組んでいます。
今回のプロジェクトは、「持続可能な都市とコミュニティをつくる」(目標11)に該当し、地域の再生と環境保護に貢献するものです。今後も取り組みを継続することで地域社会に貢献し、サスティナブルな社会の実現を目指してまいります。