Project Story 01

お客様の悩みに寄り添い、
とことんこだわった商品開発

エルベナ カールアップマスカラ
開発ストーリー

商品企画部
C.H

開発のきっかけ

エルベ・プランズの代表ブランドの1つであるエルベナ。
競合製品の多い人気アイテムでのヒット商品となった「カールアップマスカラ」誕生のきっかけや開発の裏話、今後の展望などを企画開発担当が語ります。

エルベナとは?

エルベナは2024年に25周年を迎えた弊社を代表する主力ブランド。「忙しくても毎日キレイを続けたい!」という思いを実現してくれる商品が幅広くラインナップされています。

発売年月 2023年4月発売
主な販路 生活協同組合
売上数 53,225本(2023年4月~2024年11月)

当社だからこそ提案できる商品開発を

生協では幅広い年代のお客様に当社の商品をご愛用いただいています。中には年齢に伴う悩みを持つお客様もいらっしゃるため実際の機能性はもちろんのこと、商品や仕上がりの印象を毎週お届けするカタログでいかに魅力的に表現できるかが求められます。

マスカラは、年齢に伴う目元悩み(たるみまぶた、短く・細く・下がったまつ毛、全体的にぼやけた印象の目元)に対して、塗るだけで瞬時にパッチリとした目元に仕上げ、若々しい印象にしてくれるアイテムとして人気です。それがゆえに他社競合商品も多いので、長年生協で様々な商品を通じて、お客様の悩みに寄り添ってきた弊社だからこそ提案できる、他にない最強のマスカラを作ろうと企画がスタートしました。

一番のこだわりは「塗布具(コーム)の形状」と
「マスカラ液の機能性」

生協ではコームタイプのマスカラが人気です。その良さはセパレート力に優れダマのない仕上がりになることと、クシのような形状の見た目から、サッととかすだけで「簡単にキレイなまつ毛に仕上がりそう」と想像しやすいことにあります。そのため、キレイな仕上がりを実現する機能性に加えて、見た目も他にないインパクトのあるコームの採用を目指しました。選定するにあたり、数十種類の容器を取り寄せ、使用感や品質、価格などの条件をクリアしているのか、地道に確認していきました。そして、やっと全てを叶えた目の形にフィットするカーブが特長的な塗布具の採用に行き着きました。

ただ、どんなに良い塗布具であっても、容器とマスカラ液の相性が悪いとキレイな仕上がりをキープできず、使用満足度が下がってしまいます。一度塗ったら下がらないカールキープ力と、メイクオフ時のストレスを軽減する落としやすさという、相反する機能の実現を協力会社様に相談しながら、サンプルを何度も作っていただきました。サンプルが出来上がるたびに、マスカラを塗ったつけまつ毛をスチーマーにあて、落ち具合や角度を計る湿気耐久試験や、メイクオフするときにキレイに落ちるかを確認し、ついに耐久試験をクリアしたマスカラ液に辿り着きました。

社内モニターでの嬉しい反響

社内モニターでは非常に好評で「これまでどんなマスカラを使ってもすぐに下がっていたのが、このマスカラだと上がりっぱなし!」「とにかく簡単で失敗しないし、キレイに仕上がる!」「早く発売して欲しい、使い続けたい!」と感動の声を貰うほど社内で高評価を得られました。

反響の大きさに驚きつつも苦労して開発した商品だっただけにとても嬉しく、上司と一緒に大喜びしたことを今でも覚えています。発売後は見事ヒットし、多くのお客様にお使いいただいており、喜びのコメントを目にする度に嬉しく思います。商品を通じて少しでもお客様の役に立てたことにやりがいを感じた私にとって思い出の商品の1つです。

#01 Planning

〈企画〉プランニング

お客様の悩みを解決する
新たなマスカラへの挑戦

当社だからこそ提案できる、他にない最強のマスカラを作ろうと企画がスタートしましたが、市場の状況やお客様の悩みをしっかりと理解しないことには、真のニーズに応えた商品提案ができません。

そこでまず一番に始めたのは市場調査です。売れているマスカラを購入しとにかく使ってみることで、人気の理由や市場の傾向を理解しました。生協のお客様に年齢の近い母や祖母がメイクしている姿を観察し、マスカラをする時の悩みや、どこで失敗するのかなどの情報を収集しそれをマップ化することで、年齢に伴う目元やメイク悩みをより明確化しました。

さらに社内モニターを実施し、ヒアリング結果とニーズの分析から、今ある商品ではまだ解決できていない問題点を洗い出し、新たに提案することが企画業務となります。

#02 Operation

〈開発〉オペレーション

「アイデアを形に」挑戦と努力の開発ストーリー

商品を開発するには、中身や容器だけでなく、デザイン、包装資材、コスト、カタログを作る上で、魅力が伝わる商品ができているかなど多岐にわたる業務があり、それに関わる他部署との連携や取引先様とのやり取りがあります。

それら業務の全てを発売から逆算して、社内外へ協力を仰ぎながら進めていくため、円滑に進めるための報連相はもちろん、日頃のコニュニケーションも重要です。納得のいく商品を開発するために特に印象に残っているのは、毎日自分自身のまつ毛で塗り比べ、隙あらば機能性の確認試験をしていたことです。常に試験に使用するスチーマーや、つけまつ毛を机の上に置き、気になったら速攻確認をモットーに取り組んでいました。

その他商品化に関わる全てのことに確認業務を重ね、スケジュールやコストの制限がある中で、できない理由ではなくできる方法を考えながら社内外と連携をとり、形にしていくのが開発業務です。

#03 Promotion

〈販促〉プロモーション

部門を超えた連携で広がる
商品の魅力

主な販路は生協のカタログでご購入いただく形となるため、商品企画部がお客様に対して直接的に販促をすることはありません。

そのため、たくさんのお客様に商品の魅力をお伝えしてご購入いただけるように社内共有することが販促業務となります。生協に商品提案する営業部、カタログを作る制作部、お客様からお電話をいただいた際に対応するお客様相談室が、お客様にしっかりと商品の魅力を伝えられるように、打ち合わせを通じて商品説明やアピールポイント等の情報共有を行い、社内の商品理解アップに努めます。

#04 For the future

〈今後の展望〉ブランドの成長

25年の歩み、
そしてこれからも。

エルベナは2024年に25周年を迎えた当社を代表する主力ブランドの1つで、「忙しくても毎日キレイを続けたい!」という思いを叶える商品を幅広くラインナップしています。

毎日使うのが楽しみになるような心地良さや、誰でも簡単に素早く使えるというブランドコンセプトを元に作り上げ、お客様の"素肌"を応援し続けてきたブランドです。

お客様の日常の悩みや気持ちに寄り添い、こんなの欲しいといった声に耳を傾けて、共感してもらえる商品を今後も取り揃え、年代に関わらず幅広いお客様に愛され続けるエルベナとともに成長していきたいと思います。

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